テクノラリーでの様子


走行シーン

オートステアリング

今年はオートステアリング機構を採用したので、その効果をコース上で見ているところ。テストコースがないので、どうなるのかぶっつけ本 番です。

写真撮影

車検を終えて写真撮影を行っているところ。一見去年と同じように見えますが、100m走行するためにヒータの保温とクーラーの冷却を強 化しています。Cazula(昨年のマシン)は50mくらい走って失速することも多かったのですが、Ta Prohm(今年のマシン)はロングランの性能がかなり向上したように思いました。

不安な眼差し

1回目走行直前のメカニックの表情。直前まで速く走ったり、歩くほどだったりと不安定だったのを分かっていてか、不安な眼差しで見てい ます。

1st run

1回目走行中。昨年までと同じ熱源ですが、加熱部分の温度が上がって走行中でもヒータ部分が赤熱しています。

トラブルその1

トラブルその1。1回目走行の1周目第2コーナー。ガイドローラーがコースの上に乗り上げてタイヤがコース側壁に擦っています。コー ナーで減速した際にエンジンの共振周波数にあたってマシンが振動し、ガイドローラーが乗り上げてしまったようです。かなり減速してしまいましたが、それで もコーナーを曲がりきりました。2周目も第2コーナーで同じようになってしまいました。今年はギア比をかなり上げてあったので加速が悪く、第1コーナーで は共振周波数を超えるほどスピードが上がっていなかったので、第2コーナーでだけこうなってしまったのだと思います。

中間結果掲示

最高記録の中間経過が掲示されます。ノーマルクラス一般の所にTa Prohmの記録「NO58 23秒84」が書かれています。コーナーで2度減速したために平均速度は4.19m/s。昨年の5.62m/sを大きく下 回ってしまいました。

Lクラス

湘南工科大学のLクラスのマシン。何度か質問に答えたこともあって、無事走っているのを見て安心しました。

Hi Templer U

毎年楽しみにしている私設開発部。今年は廃天麩羅油を熱源にした「Hi Templer U」で出場していました。説明ポスターの下のほうには1000km/リッターの文字もあります。

考え中

MDコース

いろいろと思索を巡らせているところ。視線の先にはMDクラス(宙返り耐久クラス)のコースがあります。来年の国際大会にNクラスがな いということを聞いて、どうしようか考えているところです。

一休み

2回目出走を待っているところ。1回目のタイムが予想よりもかなり悪かったので、2回目はできるだけ遅い出走に。それまで時間があったのでメカニックたち が遊んでいます。今年は晴れて暖かくなったので、おなかを出しても寒くありません。

2回目セッティング

2回目走行前の予備冷却中。1回目走行でガイドローラが脱輪したのでガイドローラを低くし、コーナーでの減速を減らすために前輪を敷居 滑りを巻いたタイヤに変更。1回目のタイムを上回るマシンはなかったのでガイドローラは低めにセッティングして、ガイドローラ脱輪のリスクをできるだけ減 らして記録を狙いにいきました。

トラブルその2

トラブルその2。2回目走行前の加熱でバーナーの炎がすぐに消えてしまいます!すぐにつけ直しますがまた消えます。バーナーが加熱して 炎が 安定する前にガスの量を増やしてしまったためか、炎が安定するまでの最初の数十秒はひやりとさせられました。

2回目走行1周目

トラブルその3。写真は2回目走行の1周目第2コーナー手前。加速して第2コーナーに入っていきます…と次の瞬間、マシンがコーナー途 中で横転コースアウト!!4年前にもやりましたが、今回はコース幅いっぱいのマシンなので、まさかコースアウトするとは思いませんでした。運良くスタート 地点に近いところで私もそばにいたため、すぐにコース脇から拾い上げて再スタート。撮影スタッフの話では、再スタートがあまりに早かったので写真が取れな かったとか。それでも相当なロスタイムになってしまいました。

トラブルその4

トラブルその4。すぐに再スタートしたと思ったら、前輪が大きく曲がっています。オートステアリングの部品が破損して前輪が自動的に進 行方向と違う方向に向いてしまうようになってしまいました。前輪を敷居滑り巻きタイヤにしておいたお陰でなんとか走りましたが、更にスピードダウン。2周 目は第2コーナーでコースアウトすることはありませんでした。2回目のタイムは25秒45。「コースアウトしなければ20秒切れたのに」と何人からか言わ れるほどコースアウトまでは速かっただけに残念でした。

2回目走行後

2回目走行後の車体。ステアリングポストが折れ、ヒートシンクとガイドローラが曲がりました。それでもこのくらいで済んだのは運が良 かったと思いました。

表彰式

表彰式で一式先生から盾と賞状をもらっているところ。今年は下の娘と一緒にもらいに行きました。


チームスタッフ紹介

第10回スターリングテク ノ ラリー参戦記