感想


今回はアイディア賞と奨励賞を受賞しました。これまで「客観的なものさしでしか勝負しない」というポリシーでやってきたのでこれらの 賞をもらうことはなかったのですが、MSクラス最小最軽量マシンで完走することを目指した「Macaron M17」、小学生でも組み立てれるエンジンの「うさぴょんカー」、これら2台で出場した今年の結果としては最高のものでした。

Macaron M17加熱中


Macaron M17は、第1回大会以来久しぶりの直径5.6mmピストンを使ったエンジンでしたが、Excalibur(第1回大会出場のマシン、重量120g)に比 べると随分小さく作れるようになったものだと思いました。今年はいろいろと小さいエンジンの展示がありましたが、来年から始まるMMクラス(チョロQサイ ズ)に向けて設計例が1つ示せたと思いますので、来年以降出場される方の参考になればと思います。


加熱中

毎年子供達をテクノラリーに連れて行ってるので、「私もテクノラリーに出てみたい」といつかは言われるかと思っていましたが、上の娘がそう言い出したのは 今年のはじめでした。後々記憶に残るかもしれない初めてのエンジンならば機械らしいエンジンにしようと思い、エンジンの構造は高校生や大学生が設計するも のと同じで、でも簡単に組み立てられるものを目指しました。ロウ付けだけは私がやりましたが、それ以外の組立はシリンダ、ピストンの接着やコンパウンドで の擦り合わせも含め、見本の1台を組み立てるのを見せながら何とかやらせることができました。私が最初に組立てた試作機は随分早く動いたのですが、やはり 子供が組み立てると同じようには行かないようで、娘のエンジンは大会2週間前まで動きませんでした。冷や冷やさせられましたが無事完走できたので父親の株 は維持できたのではないかと思います。


うさぴょんカー


創設から3年間優勝し続けていたRCクラスに今年は出場しなかったのですが、平塚工科高校が昨年の私のタイムの3秒差まで縮めて優勝しました。固形燃料を 使ったエンジンであれだけ速く走るのは大したものだと思います。クラッチ、ブレーキを搭載する車がまだまだ少なく、これ以上スピードが上がるとこのあたり が重要になってくるのではないかと思いますが、全体のレベルは確実に上がっていると感じました。

2011年11月17日

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第15回スターリングテクノラリー記録

第15回スターリングテク ノ ラリー参戦記