感想昨年は所用あって久しぶりにテクノラリーに参加せず、2年ぶりでした。今年は子供達に作らせるエンジンしかエントリーしなかったの で、大会当日はもっぱら大会役員の仕事(車検と特別賞の選考委員)でした。 一昨年は普通に走る車を作らせたので、今年は少し変わったのにしようと思い、「車輪で走らない車」を設計してみました。上の娘と下の娘が2人で出たいと言 うので、一昨年よりは少し複雑な車にしてみました。 エンジンの基本設計は国際スターリングテクノラリーに出場したBAYON2をベースに、メカニックたちが飼っているハムスター”O次郎”をイメージして前 足の動きで走る機構を考えました。 ある程度実績のある部品の組み合わせなので簡単に動くと思っていたのですが、着火剤が燃料では高い圧縮比では回らなかったり、前足の長さの調整が微妙だっ たり、フレームの寸法が少しずれていたようでねじをしっかり締めると駆動軸のベアリングを締め付けて走らなかったりと、やっぱりいろいろ苦労することにな りました。 エンジン部分の組立は下の子が、前足リンクと車体の組立は上の子がやりましたが、口だけ出して手は出さないでは済まず、一緒にいろいろ試しながら完成させ ましたが、前足にゴムを貼ると滑らずに速く走るようになったり、前足の長さを少し変えると走らなくなったりするのを実感できたのはいい経験になったと思い ます。 ![]() 今回は役員として、車検(MDクラス、MSクラス)と特別賞の選考委員をやらせていただきました。特別賞の講評でも述べましたが、性能を極める工夫は数多 く見られましたが、新しい試みが少ないのは少し残念でした。模型スターリングエンジンの魅力はこのエンジンの発明 経緯の通り、蒸気機関や内燃機関に比べて危険性が低いことであり、様々なアイディアを試せるところだと思います。新記録が次々に出るとともに、新方式も毎 回見られる大会になればいいと感じました。 ![]() 2013年11月20日 ![]() |
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