感想


このエンジンたちは本当に熱機関なんだろうか?こんなに走るはずがないのに、何か別の力が働いているのではないか?毎年思うことです が、今回もまた強く感じました。BAYON2のタイムはほぼ予想していたものでしたが、APSARAが20周以上もしたことは私の願いをも遥かに超えたも ので した。

優勝の盾とBAYON2

MSクラスとMDクラスの2クラス制覇は目標ではありましたが、まさか本当に達成できるとは思っていませんでした。ミニサイズクラスにエントリーするのは 初めてだったのですが、このクラスのエンジンは過去10年間で何百 台も製作されてきたため、そのレベルに追いつくには何回か大会に出る必要があると考えていたのです。(そのため、1年前にノーマルクラスが 行われないと発表されたときは非常にショックでした。)

オーバルテストコース

ミニ四駆のコースと自作のループコースを使って、テストを繰り返していたのですが、特に宙返りのテスト結果は酷く、テストコースでは5周するのがやっとで した。そのため、 当初はMDクラスをメインに設計を進めていたのを、大会1ヶ月前にスピードクラス重視に方針を変更したほどです。(BAYON2が前輪駆動で、比較的 大きなヒートマスがついていたのはそのためです。)

ループテストコース

今回の大会で、ミニサイズでも私の熱流体設計手法とハ ニカムパイプによるエ ンジンに優位性があることを証明できたのは収穫だったと思います。初めての大きさのエンジン、初めてのコースで、やり残したこともまだ まだあったので、今回のエンジンをベースに更なる改良型エンジンが製作されればと思っています。

2007年10月1日

チームスタッフ紹介

国際スターリングテクノラリー記録

国際スターリングテク ノ ラリー参戦記