「Neccar」の特長


★水平対向4気筒のロス機構エンジン

2組のエンジンを曲がりはす歯車とドライブシャフトでつなぐことでコンパクトな水平対向4気筒エンジンを実現。曲がり損失がな く、流動損失の小さい設計を可能にし、ロス機構と組み合わせることで機械損失も小さくできます。また、2組のエンジンの位相差を90°ずらしたTF2エン ジンはフライホイールが不要で、ストロークを大きくしてもエンジンの軽量化が図れます。エンジンの熱膨張に対しても応力がかからないエンジン支持構造と し、加熱時のシリンダ変形も抑制しています。

top view


★大面積積層ハニカムプレート再生器

ヒータとクーラを直線でつなぐ再生器には大面積のハニカムプレートを積層。流路方向の熱抵抗を大きく取りながら作動流体への効率 的な熱伝達を可能にします。ヒータ部分、クーラ部分にはベリリウム銅製のハニカムプレートを採用。加熱部外壁を熱膨張率の小さいSUS403とし、ハニカ ムプレートとの隙間を小さく設計することで、ハニカムプレートと加熱部外壁が密着し、バーナーからの伝熱を促進します。再生器部分のハニカムプレートは熱 伝導率の低いSUS304にすることで、より大きな熱抵抗を確保し、周囲への熱の逃げも抑制しています。

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★低摩擦空冷ピストン

エンジン回転中の作動流体の加熱によってピストン温度が上昇しピストンが膨張するのを抑制するため、ピストンに大面積のフィンを 設けヒートシンクを搭載。効率的にピストンを冷却してシリンダとの摩擦を低減しています。また、コンロッドには耐熱型ピロボールを採用することでロス機構 とピストンを確実に連結しながらサイドスラストを低減しています。

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「Neccar」の仕様

第18回スターリングテク ノラリー RCクラス優勝Neccar