「軽量」 フライホイールのいらない90°位相差組み合わせTF2エンジン


1本のクランクシャフトの両側に2つのロス機構を配置しています。2つのクランクは90°の角度差になっていて、常にトルクを発生するようになっています。このため、フライホイールが全く必要なく、エンジンの大幅な軽量化が可能になりました。

このように2つのエンジンを90°の位相差で組み合わせるエンジンを、TF2(Torque Flatting 2)エンジンと呼んでいます。

(以前、同様のエンジンを発表したときには、TF4(Torque Flatting 4 Cylinder)エンジンと呼んでいましたが、より一般的な考え方としてTF2と呼び方を変えました。)

TF2(TF4)エンジンの詳しい説明はこちら(第1回スターリングテクノラリー出場マシンの設計ページ) をご覧下さい。

クランクシャフト中央のギアからドライブシャフトへ動力が伝達されます。ドライブシャフト側のギアには小型RC用のデファレンシャルギアを流用しています。

後輪のタイヤはエンジンからの振動を減衰するために、中空のゴムタイヤを使っています。

「高出力」 ハニカムパイプ型熱交換器

TF2RH1エンジンの特長